今日は、ここ数日で起きた地震の前兆現象かもしれないことをまとめて紹介する。
まずは、虹色現象。
関東から近畿で虹色現象
ウェザーニュースによると、12月2日に、関東地方から近畿地方にかけて、各地で「虹色現象」が見られたという。
【写真】過去の環天頂アークの例(パブリックドメイン)
掲載された写真を見ると、環天頂アーク、ハロなど様々なものがある。
最近は白虹の方に関心が向いていたが、広い意味での虹色現象に注視することにしたい。
沼津でラブカ捕獲
静岡県沼津市では、深海鮫のラブカが刺し網にかかって捕獲されたという。
これが下記のメディアによると、11月30日頃のことだった。
ラブカ(羅鱶)は、カグラザメ目ラブカ科に属するサメの1種。
親戚のカグラザメも、このラブカも、大地震の前兆現象として無視できないものだ。
サメにはロレンチニ氏瓶(ロレンチーニ器官)という微弱電流に敏感な器官があり、そのために地震前兆に過敏に反応すると思われる。
カグラザメの件で、下記の記事で書いている。
ラブカは珍しいだけに出現しただけで話題になるが、地震との関連も見逃せない。
過去に大地震の前に出現した例をいくつか挙げると以下の通りになる。
2011/03/11東日本大震災←3日前に駿河湾沖
2012/03/14千葉県東方沖M6.1←6日前に駿河湾沖
2013/10/26福島県沖M7.1 ←34日前に駿河湾沖
何と言っても3.11の3日前に出現したのが印象的だが、それ以外にも水揚げされる度に話題になる、インパクトがあるサメではある。
福岡で線路の近くが陥没
小見出しだけ見て、「あ、またか」と思う人は少なくないだろう。
12月2日11時40分ごろ、福岡県須恵町のJR香椎線、須恵中央駅―新原(しんばる)駅間で、線路から約1.7m離れた部分が陥没しているのが見つかった。
穴は長さ約0.6m、幅約0.3m、深さ約1.6m。
けが人はいないという。
下記のGoogle Earthのマップを見てもわかるように、11/8に道路が陥没した博多駅から、そう遠くはないところだ。
11/26にも再度陥没している。
また、上記Google Earthのマップでは過去1ヶ月間に発生した地震のみ表示しているので1件のみ残して既に消えてしまっているが、11/8の陥没前後に福岡県沖で地震が起きていた。
上記マップで黄色丸が表示されているのは、11/18に起きたM4.1の地震だ。
だんだん微妙になってきたが、今回の線路近くの陥没も、たまたま起きたものであればいいのだが。
しばらくは、北九州で起きる地震を見守ることにしたい。