2日前に起きた、地震前兆かもしれない現象を3件まとめて紹介する。
まずは、12月21日に福井県で白虹が見られた件。
21日朝、福井県大野市で撮影された白虹が、ウェザーニュースで取り上げられている。
福井県は、けっこう白虹のような現象が見られているようだ。
白虹というと、たとえば今年10月19日に同じ福井県越前市で観測され、2日後に鳥取県中部地震(M6.6)が起きていた。
今年10月3日のTOCANAの記事で、地震との関連性について書いている。
富山でダイオウイカ
次は、お久しぶりですというか、ダイオウイカの出現。
近年は稀な深海生物というイメージはだんだんなくなり、出現頻度も増えていた。
だが、ここ数ヶ月はあまりニュースで見なかった。
今回は、富山県の魚津漁港で水揚げされたというニュース。
12月21日朝に水揚げされた1匹は、全長4mで、沖合約1Km水深約40mに設置された定置網にかかっていた。
県内でダイオウイカの捕獲は今冬初めて。
冬場になると、特に日本海では深海魚のたぐいの捕獲はけっこう増えてくる。
理由としては、海水温が低下して水深が浅いところに浮上してきて捕獲される?
地震の前兆とは限らないケースが増えてくる。
それ以前に、私が収集した深海魚の出現例で、ダイオウイカは対応する地震がないケースが多いように思う。
兵庫県でアカナマダ
次も深海魚だが、12月21日、兵庫県豊岡市津居山沖の日本海で、深海魚のアカナマダを釣り上げた人がいる。
体長は約1.2m。
専門家は「日本の海で発見された例はほとんどないく、非常に珍しい」と驚いていた。
アカマンボウ目アカナマダ科に属する海水魚で、太平洋や大西洋の暖かい海域に生息する。
2001年に兵庫県新温泉町で1匹が定置網にかかったことがある。
太平洋と大西洋の暖海域に分布し、日本でもまれに漁獲され、主に北海道函館沖、神奈川県相模湾から鹿児島県沖、高知県沖、山口県沖などで漁獲、もしくは台風などの後に海岸に打ち上げられる事がある。
下記がその釣り上げられた写真だが、パッと見はリュウグウノツカイだと思ってしまう。
とにかく馴染みのない深海魚であり、地震との関係は未知数だ。
まとめ
ダイオウイカとアカナマダについては、前述のように、冬場の出現は注意が必要だ。
だが、Google Earthのマップにこの3つの事例の地点をマッピングしてみると、下記のようになった。
この比較的狭い範囲内で同じ21日に起きた3つのケースは、果たして「たまたま」そうなったのだろうか。
今年10月21日に発生した鳥取県中部地震(M6.6)の前にも、いろいろと地震の前兆かもしれない現象が見られて、日本海側の地震に注意していたものだった。
あの時も、福井県で白虹が見られていた。
それらの前兆はTOCANAの記事でまとめて書いている。
今日紹介した3つのケースは、たまたま集中的な地域で起きたことかもしれないが、念のため地震に注意したい。