一昨日2016/10/22 14:07に発生したM6.6鳥取県中部地震の件。
事前の前兆現象を調べていたら、鳥取県では1ヶ月ほど前からクマの出没が多発していたことを知った。
9月上旬頃から10月中旬まで、鳥取県鳥取市など県の東部で出没が多発していた。
出没地点を、下記のGoogle Earthのマップ上でプロットしてみた。
データは、下記の鳥取県のページとクマ出没ブログから収集した。
約1ヶ月半前から多発
もっと前に遡ると、今年4月から7月にも、出没が多く見られた。
これを前年の出没記録と比較してみると、昨年は8月~10月までは、非常に少なかった。
ちなみに夏季の7月頃はクマが繁殖期で、出没が多く見られるようになるそうなので、この期間は地震とは切り離して考えるべきだろう。
やはり、地震前兆としての動物の異常行動なのだろうか。
この鳥取県のケースでは、その可能性はあるだろうと思う。
こうして概観すると、鳥取県の東部が多くて、震源付近の中部は非常に少ない。
震源の東15Km~60Kmほどに集中している。
カラスなどが群れで震源から遠くへと退避する行動を取る例がある。
それと同様に、クマが「体感」を回避できる方角へと、震源から離れて移動していったとすれば、興味深いことだ。
もちろん、地震との関連はないという可能性も含めて、今後検討することにしたい。
※今年は全国的にクマ出没が増えているとの意見もあるので、この件は慎重に検討する事にします。
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