今日は探求三昧の方で地震予言系の記事を書いたが、こちらでは、大気中のラドン濃度の変化について報告する。
いま「リアルタイム前兆データ」を見たところ、大気ラドン濃度グラフのデータで、大阪東部と広島の値が上昇している。
そのことについて、紹介することにしたい。
大阪東観測地点
この「防災三昧Web/Blog」サイトでは、「ラドン濃度グラフ」サイトで提供される機能を用いて、大気中のラドン濃度グラフを常時表示している。
そのうち、下記が大阪東観測地点のグラフだ。
上記のグラフで、ラドン濃度の値が次第に上昇しているのがわかるだろう。
広島観測地点
下記が広島観測地点のグラフだが、こちらは大阪東よりも高めの値になっている。
そして、もう少し上昇した後でピークに達し、その後に下降する気配がある。
地震発生の可能性
3日前の2016年10月21日14時7分には、鳥取県の中部を震源として鳥取県中部地震(M6.6、再打診度6弱)が発生した。
上記の2つのラドングラフの値は、この地震の大きめの余震が起きる可能性を示唆しているのかもしれない。
だが、その割には、10/21の本震の前には両観測点のグラフは顕著な値にはなっていなかったように思うので、判断が微妙なところだ。
明日あたり、様子見としたい。
※昨日のクマ出没の記事だが、現時点でクマの出没が全国各地で起きていて、東京にも出現し始めているくらいなので、ちょっと早まったかもしれない。
少し落ち着いたら、再度データを見直して検証することにしたい。
【追記】
その後、3週間ほど経過した2016年11月 19日に、和歌山県南部の深さ約50 kmを震源とするM5.4 の地震が発生した。
大阪東と広島の両観測地点での待機中ラドン濃度の上昇は、この地震の前兆現象だった可能性が考えられる。
なお、ラドン濃度グラフは、この「防災三昧」Web/BlogのPC版では、市川・広島など観測地点のグラフを常時表示している。
モバイル版では、ページ中で示されているラドン濃度グラフサイトへのリンクをクリックすれば、全観測点のグラフを参照できるようになっている。
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