東京都青梅市で、ツキノワグマやイノシシの出没が増えている。
それらの事例を紹介したい。
なんだか最近は、このブログは動物前兆ばかりになっている。
毎度書いていることだが、クマの出没などは今年は全国的に増えていて、必ずしも地震の前兆現象ではないかもしれないが、低い可能性でも検討する価値があると思うものは、このブログで紹介することにしている。
青梅市で男性がイノシシに襲われる
まず、10/29に青梅市で男性がイノシシに襲われるという
29日午後、青梅市で男性がイノシシに襲われ、山の斜面を滑落した。
男性は50代で、手や足から血を流し軽いけがをした。
青梅市で中央線電車がイノシシと衝突
その数日後の11/1には、青梅市で中央線(青梅線)電車がイノシシと衝突するという珍事があった。
「動物と衝突」が原因でJR中央線が1時間近く遅れるというのは、非常に珍しいことだ。
2016年11月1日6時28分頃、奥多摩発東京駅行きの快速電車が沢井駅~軍畑(いくさばた)駅間(青梅市内)で、イノシシと衝突した。
7分間の運転見合わせの影響で、約100人の乗客に影響が出た。
青梅市でツキノワグマ出没多発
次はクマの話。
東京都青梅市では、ツキノワグマの出没が相次いでいる。
11/8にはJR青梅線の御嶽駅から200mほど東の多摩川左岸に、親子と見られるクマ3頭が出没。
11/9には直線距離で3Kmほど多摩川を下ったJR二俣尾駅付近にも、3頭が出没した。
また11/10には同駅の北東約3Kmの住宅地近くの道路を横切る1頭の目撃情報があった。
青梅市では、10月下旬にもクマが連日出没していた。
いずれも住宅地で、記録が残っている過去10年間で、ここまで民家に近い場所でクマが確認されたのは初めてという。
東京・青梅市で21日にクマにより飲食店が荒らされる被害があり、22日になって地元の猟友会などが店の近くを捜索したところ、ツキノワグマを見つけて射殺しました。
10/21 14時ごろ、青梅市二俣尾の飲食店から「朝、出勤したら厨房をクマに荒らされていた」と青梅市役所に連絡があった。
地元の猟友会と市の職員が10/22 6時すぎから飲食店の周辺を捜索したところ、店の裏手の竹やぶに潜んでいたツキノワグマ1頭を発見した。
住宅の近くだったため、猟友会がその場で射殺した。
下記のabemaニュースでクマが見られる。
クマが住宅地に現れるというのは、ドングリなどの食料がよほど不足しているのだろうと専門家は推測する。
今後、紅葉狩りなどで人々が山に入る機会が増えるだろうが、十分注意していただきたい。
ツキノワグマは、雪が降れば一斉に冬眠に入るが、栄養状態が悪い年ほど冬眠は早く始まるという。
地震との関係については、今後もデータを集めて慎重に検討することにしたい。